チームが会議を通して、より深く考え、より良く行動できるように支えること。

陳 映廷
こんにちは、陳 映廷(ちん・えいてい)です。ウェブサイトにお越しいただきありがとうございます。
私は、会議の中で人がどう考え、協力し合っていくのかに関心を持って研究しています。特に、セルフファシリテーション(自分たちで会議をうまく進めていく力)を通じて、チームがよりよく協働できるようにすることがテーマです。認知心理学と組織行動の視点を活かしながら、理論を実践的なツールやガイドラインに落とし込み、意思決定やグループのやりとりをより良くするための工夫を続けています。研究でも現場でも、会議がもっと意味のある、参加しやすく、生産的な場になることを目指しています。
自己紹介
東京大学で博士号と修士号を取得し、複雑な問題解決における認知的ファシリテーションについて研究してきました。また、ブリティッシュコロンビア大学ではヒューマン・コンピュータ・インタラクションの研究にも取り組みました。私の学術的な出発点は、香港中文大学でのシステム工学および経営工学の学士課程です。研究の道に進む前は、香港のIBMグローバル・ビジネス・サービスでシニアコンサルタントとして勤務していました。現在は東京大学のポストドクトラル研究員として、マインドフルネスが会議の効果に与える影響について研究を行っています。
学歴
2018 - 2024
東京大学
博士課程(2020年〜2024年)
修士課程(2018年〜2020年)
研究テーマ:複雑な問題解決(CPS)における認知的ファシリテーション
2022
ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)
客員博士課程研究員(Visiting PhD Student Researcher)
専門分野:ヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI)
2011 - 2015
香港中文大学
学士号(システム工学および経営工学)
職歴
2025 - 2028
筑波大学
助教
情報学群 知識情報・図書館学類
2024 - 2025
東京大学
特任研究員
工学系研究科 システム創成学専攻
2015 - 2018
IBM コンサルティング(香港)
シニアコンサルタント
研究
私の研究では、チームがどのように思考し、協働し、成長していくのかを探っています。特に、複雑な課題に取り組む場面に注目しています。
主に以下の3つの領域を中心に研究を進めています:チームのダイナミクスの理解、対話の質の評価、そしてより効果的な協働を支援するツールの開発です。

チームのしくみを探る
課題の複雑さや個人の思考プロセス、信頼関係が、チームの関係性や協働のしかたにどう影響するのかを研究しています。

協働の質を評価する
議論の内容や進め方を分析す る手法を開発し、協働の質を評価しています。

協働を促すツールや仕組みの開発
Designing and refining both analog and digital tools that support more effective teamwork.